Q&A

Q軽微な建設工事しか請け負ったことがないのですが、建設業許可をあえて受けるメリットはありますか?
A

軽微な建設工事については建設業許可を受けなくてもよいということになっていますので、実際には建設業許可を取得していない業者さんも多くいます。

しかし、そうかといって建設業許可が必要でないと言い切ってしまうのも早計です。

建設業許可をとるためには、

財産的基礎や金銭的な信用があるか?

欠格要件に該当していないか?

誠実性があるか?

技術的、経営的な基盤がしっかりしているか?

をクリアする必要があります。

ということは、建設業許可を持っているということは、一定レベルの条件をクリアした安心できる業者であるという証になります。

もちろん、建設業許可を取得していないことが、直ちにその会社を信用できないということにはつながりませんが、やはり「建設業許可を持っていません。」というよりは、「当社は建設業許可業者です。」と名乗ったほうが取引の相手方から「きちんとしていそうだな。いい仕事してくれそうだな。」「安心して任せられるな。」という評価を受けるのではないでしょうか?

社会全体から認められるという意味でも、施主さんにも安心していただくためにも、やはり取得されたほうがメリットが大きいと思います。

また近年、建設業界においてはコンプライアンスが重視され、軽微な工事を請け負う下請業者についても、建設業許可をうけていることを下請の条件としているところもあります。ビジネスチャンスを拡大する意味でも建設業許可を取得するメリットはあります。